ICPブリース工法

ICPブリース工法は、老朽化した既設下水道管路の中に、取付管と本管が一体化した自立管を新たに形成する更生技術。下水道管路の形状に合わせて加工したポリエステル不織布に熱硬化性樹脂を含浸させた「ICPライニング材」を、水圧および空気圧によって管路内に反転挿入、温水シャワーリングによって硬化し、管路内にプラスチックパイプを連続して形成します。さらに、ICPブリース工法なら、桝とマンホールの更生も非開削で実現します。取付管と本管、桝、マンホールを完全一体化させることで、浸入水、漏水を完全にシャットアウト。より高い耐性が得られるため、下水道管路や下水処理施設の負担が軽くなり、下水処理費を節約、長期にわたる補修も不要になります。また、非開削で現場硬化管を作る工法なので、工期が大幅に短縮され、工費も削減し、騒音、振動も軽減できます。


 

老朽化で破損した本管。           老朽化したマンホール。


ICPブリース工法で施工後。 ICPブリース工法マンホールライニング施工後。